同じようで違う意味の用語。微妙な違いに気をつけたい
バスケットボールのTV中継や雑誌、ネット等の記事を見ていて、
「コレとコレの違いはなんだ?」
という用語がありました。
この用語については、バスケを見始めた20数年前から「?」と思っていたのですが、当時はネットで調べるという手段がなかったので「まあいいか」と流していました(笑)。
しかし、最近になってふと
「そういえば、コレとコレの違いは何なんだっけ?」
という疑問が再燃したので、調べてみました。
インターネットのヤホーで…………古いか(苦笑)。
インターネットのゴーグルで(笑)。
「カットイン」、「ドライブイン」、「ペネトレイト」
これの違いが分からないでいました(苦笑)。
バスケをしていた友人の大半からは「カットイン」という言葉を、日本のバスケ中継では「カットイン」や「ドライブイン」という言葉を、米国のバスケ中継では「ペネトレイト」という言葉をよく聞きます。
そして、バスケをしていた友人から「ペネトレイト」という言葉を聞くことはほとんどなく、日本の中継でも「ペネトレイト」が使われることもほとんどなく、他方で米国の中継で「カットイン」なる言葉を聞くことはありません…
ただ、この3語が使われているのは同じようなシチュエーションなので、「きっと意味合いは同じなんだろうなぁ」とは思っていました。
とはいえ、「なんで違った言い方するの?」と思うし、この疑問を放置しておくのも気持ち悪いなぁとも思ったので(笑)調べてみることにしました。
こんな時に使われているようだが…
TV中継を見ていると、
ボールを持っている選手(多くの場合、ポイントガード)が、セットオフェンス時にマークしている選手をドリブルでかわしてゴールに向かって切り込んで行く時
に使われている印象です。
90年代前半だと、KJことケビン・ジョンソンがドリブルで切り込んで行く時などに、日本の放送では「カットイン」たま~に「ドライブイン」、米国の放送では「penetrate(ペネトレイト)」が使われていました。
米国で使われている「ペネトレイト」が正しいんだろうなぁと思うので(笑)、個人的には「ペネトレイト」を使っているのですが、「本当は何か違いがあるのかなぁ?」とも思っていました。
調べてみた
検索してみて数サイトを覗いてみたのですが、おおむねこういう意味のようです。
(カッコ書きは、個人的に思うこと)
「カットイン」
ボールを持たないオフェンス選手が、ディフェンスの隙をついて内側に入り込むこと。
(でも、日本のTV中継ではボールを持った選手が切り込んで行く時にも使われている気がする…)
「ドライブイン」
最初からゴールに向ってドリブルで切れ込んでシュートを狙う個人プレイのこと。
(セットオフェンスの時というより、速攻とか流れの中で勢いよく切り込んで行くような感じでしょうか?)
「ペネトレイト」
ボールを持った選手がゴールに向ってドリブルで切れ込んでいき、ディフェンスの突破口を作ること。ドライブインと違うのは、チームの戦略的に行われること。
(ドライブインとの違いは、セットオフェンス時に切り込んで行くところでしょうか?)
どうも「カットイン」は、ボールを【持っていない】選手が入り込んで行くことのようです。
そこが「ペネトレイト」と「ドライブイン」との違い。
そして、やっぱり米国では「カットイン」という言葉は使われていないんじゃないかと。
「ペネトレイト」は、まさにKJが、現役選手ならカイリー・アービングやアイザイア・トーマスあたりが得意とするプレーでしょう。
もちろん「ドライブイン」も上手いけど。
微妙な違いがあるらしいので使い分けに気を付ける
調べてみて、3語に違いがあるということが分かりました。
長年の疑問が解決(笑)。
この違い、何かに似ているような気がしたのですが、会計で言うところの「未収金」「未収入金」「未収収益」みたいな感じかなぁ、なんて(笑)。
昔からよく聞かれるので。
意味に違いがあること(or ないこと)を理解して、正しく使い分けられるように気を付けよう。聞かれた時や正しく使い分けてもらいたい場合には、違いがあること(or ないこと)をちゃんと説明して理解してもらうようにしよう。
そう改めて思いました。
国内のTV中継には文句言いません。
副音声に現地中継の音声があれば、そっちにしているので(笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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