Bリーグを見たら面白かった。決勝が「一発勝負」なのはもったいない
先週末はBリーグのプレイオフ…じゃなくてチャンピオンシップシリーズ(以下、CS)の準決勝があったのでTV中継を観ました。
2カードとも「第3戦」にもつれる接戦で、NBAでは既に3年連続同一カードのファイナルに決まったと思い込んでいる自分(苦笑)としては、大接戦の好試合を楽しむことができました。
面白かったのは「第3戦」というクセモノなルールで、今までになかったけれど実際に見てみたら「これはこれで面白い!」と言えるものでした。
「第3戦」というルール
BリーグのCSは2勝した方が勝ちのルールです。
しかし、一つのカードに組まれている日程は2日間(土日のみ)。初日に第1戦を、2日目に第2戦をやる点は特に変わったところではないのですが、第2戦を終えた時点で1勝1敗のタイの場合には、第2戦直後に「第3戦」が行われます。
ただし、「第3戦」は前後半5分ずつの試合です。本来の試合のクォーター(10分。NBAは12分)よりも短い。NBAで例えれば、前後半のあるオーバータイムのようなイメージでしょうか。
1試合をフルでやった直後なので、選手の負荷を考えれば5分ハーフぐらいがちょうどいいのでしょう。観客にとっても、1試合フルで熱い応援をした後にもう1試合フルで、となるとしんどいでしょうし。
「第3戦は翌日にフルでやりゃあいいじゃん」という声もあるでしょうし、最初は私もそう思っていました。
ただ、第3戦を平日(月曜日)にやるとなると観客動員が厳しくなるでしょうし、アウェイチームにとっても宿泊等の経費が追加発生することになります。
まだBリーグ発足1年目だし、リーグ運営もチーム運営も「これから」という段階だと思うので、土日の2日間でギュッとやるのは仕方ない面もあると思っています。
(今後人気が上がれば変わる可能性があるんじゃないかと)
ちなみにですが、CSはホーム&アウェイ形式ではなく、レギュラーシーズンの成績が良かったチームのホームで2試合(「第3戦」も)が行われます。
2日間という日程でホームコートアドバンテージを出すにはこれしかないでしょうし、「土日にホーム&アウェイで1試合ずつ」というのもコストと労力ががかかります。これからBリーグが盛り上がれば変わる可能性はあるでしょうけれど、現状ではこれもまた理に適ったルールかなと思っています。
「第3戦」が熱かった
準決勝の2試合とも5分ハーフの「第3戦」にもつれたのですが、この「第3戦」が熱かったです。
10分×4クォーター制ではないので、1本1本の攻守の成否が勝敗に大きく影響します。レギュラーシーズンとCSでも緊張感や必死さは違うでしょうけれど、この「第3戦」はさらに一味違う感じ。観客もヒリヒリしっぱなし(笑)。
終了のブザーが鳴るまで勝敗が分からない僅差の勝負だったので見応え十分でした。
なぜ決勝は「一発勝負」?
CS準決勝を見て「Bリーグも面白いじゃん!」と思ったのですが、一つだけ「むむっ」と思ったことが。
どうして決勝は一発勝負なの?
どのチームが勝ち上がっても会場がホームもアウェイもない代々木第一体育館なのは良いでしょう。でも、「一発勝負」というのが……
準決勝と同じ、2戦先勝ルール(最大3試合)がいいんじゃないかなぁと思います。
準決勝の熱い勝負を見ていると、1試合だけで決着をつけるにはもったいないような感じがします。「土日に2戦やって1勝1敗のタイなら、翌週末に第3戦」の方が盛り上がらないかなぁ、なんて。
まだ発足1年目。「これから」のリーグです。
しばらくはいろいろ試行錯誤して、それから徐々にレギュレーションが固まっていくのでしょう。試合は面白かったし、会場観戦も良さそうだなぁとも思ったので、来季はタイミングを見て観戦しに行ってみようかと思っています。
応援するチームは未定です。
試合そのものを楽しみたいので、ないままかもしれないです(笑)。