マンCのCL1回戦敗退。バッサリ斬りたい気持ちをこらえて気長に見ようかと…
マンチェスター・シティ(以下、マンC)が欧州CLの決勝トーナメント1回戦で敗退しました。
「ベスト16」と書けばいい感じだけど(笑)、昨季はベスト4まで進んだことを考えるとガッカリ感が強いでしょう。
しかも、負け方も負け方なので(こないだのPSGほどではないけれど痛い逆転負け)「おいおい…」と思う人多数かと。
私も例に漏れずガッカリで、
「グアルディオラさんよぉ…(+_+)」
と、その手腕を「どうなの?」と思いたくなったのですが(苦笑)、ここは抑えることにしました。
「1年目でいきなり好成績」は運も必要
就任1年目で好成績を残す監督もたまにいます。
クラウディオ・ラニエリ監督もレスター就任1年目でいきなりプレミアリーグに優勝したし、ジネディーヌ・ジダン監督もレアルにシーズン途中で就任したのにいきなりCL優勝しました。カルロ・アンチェロッティ監督もレアル就任1年目にCLで優勝しましたね。
こんな例はまだまだありますが、監督の手腕【だけ】でいきなり好成績というのは少ないかなぁと思っています。
元々のチーム力だったり、勢いだったり、前任の監督が最悪なだけだったとか(笑)、反対に前任の監督がしっかりしたベースを作っていたとかの諸要因が絡んで好成績につながっていると思うので、運も大事なはずです。
今回のマンCについては、「ベスト4以上」の成績が期待されていたのは間違いないです。
年俸1500万ポンドでグアルディオラ監督を招聘したようだし、グアルディオラの要望に応えるような補強もしています(ノリートとかギュンドアンとかストーンズとかブラーボとか)。
「プレミアとCLの両方は難しくても、どっちかは勝つんじゃない?」
という期待があってもおかしくないし、個人的に注目もしていました。
それだけに「おいおい…」なわけですが(苦笑)、同じマンチェスターの赤い方もあんな調子なので(苦笑)、「1年目でいきなりっていうのは難しいよね」と理解するしかないかな、と。
そんなこと言うと、「アントニオ・コンテ監督のチェルシーはどうなんだ?」というツッコミが来そうですが、それはチームとコンテ監督が上手くマッチしたんだと理解する方が良いかなと思っています(あと、CLもELもないのが大きい)。
今の強固なユベントスのベースを作ったのもコンテだし、イタリア代表に再び期待を持たせてくれたのもコンテ。
現役時代と同じくらい監督としても熱く(笑)、それがチェルシーの選手に上手くハマったんだろうと。
現役時代よりも髪がフサフサになった感があるのはともかくとして(笑)、好きな選手・監督の一人なので、このままプレミア制覇してほしいし、来季はCLに期待したいです。
「6回目のCL出場」と考えればマンCはこれからのチーム
ここ数年の成績や大型補強に着目すると、「CL制覇を!」という期待が高まるのも無理はないと思いますけど、マンCはまだ「欧州のビッグクラブになる過程にあるチーム」です。
10年前のマンCの成績はどうだったかというと…
プレミアリーグは14位で、CLやEL(当時のUEFAカップ)とは無縁でした。
CL初出場は2011-12シーズンで、今季は6年連続6回目の出場です。
高校野球で言えば「新興勢力」の高校だし、日本代表のW杯出場回数とも似ています。
そう考えて、まだまだ「これからのチーム」だと考えてもいいかなぁと思っています。
2年目の来季には「真価」を見たい
とはいえ、個人的にグアルディオラ監督に対しては「本当に名将なのだろうか?」という疑問がまだあります。
現役時代の大半を過ごしたバルサ時代の成績は申し分ないけれど、バイエルンでCL制覇できなかったのがどうも引っかかって……
マンC監督就任1年目は無冠に終わる可能性が高いですが、選手個々の特徴やチーム力を十分に把握した2年目は、間違いなく真価が問われるでしょう
(グアルディオラに限らず、モウリーニョもコンテも)
ということで、今回の敗退に「おいおい…」と思う気持ちを抑えて、来季には注目しようと思います。
来季はガラッと選手が変わるかも……(-_-;)