「ヘビー級は「UFC>>>RIZIN」」、「クロンはいい!」・・・年末格闘技を見て思ったこと

MMA

年末は29日、31日とRIZINのイベントがあったものの会場観戦はできず。
さらに、TVも家族に「紅白歌合戦」で占領されたので(苦笑)、録画したビデオでの観戦になりました。

見どころは無差別級トーナメントだったのだと思いますが、正直「う~ん…」でした。

 

 

「ミルコ、よく勝ったなぁ」と「結局ミルコなのかぁ…」

トーナメントでのミルコ優勝について、正直複雑な感じです。

「UFCでもタイトル狙えるんじゃないか?」っていう未知のツワモノの出現を期待していたのですが、ミルコの優勝に「42歳でよく勝ったなぁ」と同時に、「期待できる選手はまだいないんだな」と感じました。

UFCで負け越してタイトル戦線にも行けなかったミルコが、RIZINではトップっていうことなので……

 

オクタゴンと四角形、金網とリング、ブレイクなしとあり、肘ありとなし、4点ヒザなしとあり、ドーピング検査の厳しさ等々、ルールや条件の違いはあるでしょうけど、ミルコが全試合でKO・TKO勝利したっていうことは、そういうことなのかなぁと。

試合を見ていても、やっぱり「UFCの方が迫力あるなぁ」と感じました。
スピードもパワーもレスリングテクニックも、UFCの選手の方が上だなぁと。
その意味でも、これからの「未知のツワモノ発掘」に期待したいです。

 

年末格闘技で一番期待していたのは、実はUFCヘビー級のファブリシオ・ヴェウドゥム vs ケイン・ヴェラスケスの再戦でした。
しかし、直前になってキャンセルに(どうもヴェラスケス側の事情らしい)。

 

「こっちの方が見たかったなぁ…」

と、RIZINのトーナメントを見た後に改めて感じました(苦笑)。

 

クロン・グレイシーが年末のMVP

ヘビー級以外では、クロン・グレイシーの試合に注目していました。
ヒクソン・グレイシーの21年前のビデオ『CHOKE』に出ていた頃は可愛らしい子供だったのに(笑)、今や凛々しい佇まいをした寝技スペシャリスト。

アブダビ・コンバットの試合やメタモリスでのグラップリングマッチ(勝ち試合も負け試合も)、それと過去のRIZINの試合も見たけれど、やっぱり今回もグラウンドが素晴らしかったです。個人的にはクロンがMVPでした。

 

グラウンドでは隙がないし、落ち着いているし、相手の隙を逃さない。
クロン相手にグラウンドで真っ向勝負して勝つのは難しいだろうなと思いました。

クロンにMMAで勝つには、スタンドでコツコツ打撃を当ててダメージを蓄積させて、組み付かれない・引き込まれないようにして、効いてきたところでラッシュ…っていうのが賢明かなぁと。

スタンドもニック&ネイトのディアズ兄弟と練習しているようなので決して弱くはないだろうし、現時点でスタンドではホイス、ヒクソンより強いと思うので、一筋縄ではいかないのでしょうけど。

 

MMAの試合でもしっかり一本を取っているところがいいし、クロンのグラウンドは見ていて面白いです。
クロンの試合なら「ちょっと高めのチケットを買ってでも見たい」と思いました。

 

RIZINはもうちょっと様子を見たい

久しぶりにMMAを生観戦したいと思っていて、RIZINはその候補筆頭なのですが、今のところはまだ「絶対に行きたい!」と思うほどではありません。

まだ運営側も試行錯誤している状況でしょうし、ミルコやシウバ、ノゲイラ、ヒョードルといったPRIDEのビッグネームを凌駕しそうな選手が出てくるまでは様子を見たいです。