共通の言語で意思疎通できることは実力と同じくらい大事

サッカー,雑感

昨日、クラブワールドカップ2016(以下、CWC)が終了しました。
「予想外の展開からの予想通りの結果」という見応えのある内容だったのでフル観戦しました(TVでですが)。

内容については個人的に思うところもあるのですが(S・ラモスの2度目のイエローが出なかったこととか)、昨日の鹿島の選手のプレーを見て「おお!こいつはスペイン行っても通用するぞ!」と思った人も多いかと。
私も見ていて「おお!すぐにでも行けるかも!?」と驚くこともありましたが、冷静に考えてみて「いや、やっぱり分からんな。」となりました。

 

 

言葉の環境は大事な要素

昨日の試合で鹿島の日本人選手が活躍できた要因には、少なからず「日本語環境だったこと」があると思います。
チームメイトの大半が日本人なので、ピッチ内のコミュニケーションは日本語です。

日本語で味方選手に声をかけられ、日本語で味方選手に声をかける。
これができるから自分の思うプレーがかなりできているはずです。

 

すごく当たり前のことですが、サッカーはチームスポーツ。
無言で自分の自由にプレーすればいい、というものではないです。
チームとしての最大限の実力を出すために、味方選手や監督との意思疎通は必須です。

これができないと自分の持ち味を発揮することは難しいだろうし、チームとしてもベストパフォーマンスを出すことは難しいでしょう。

 

海外で活躍しているのは、現地の言葉に対応している選手

日本から海外に行く選手、海外から日本に来る選手を見ていて思うのは、

 

現地の言葉で直接意思疎通できる選手は活躍していて、できない選手は活躍していない

 

ということです。
サッカーに限らず、また日本に限らず、どこでもあらゆる競技でも共通ではないかと。

 

サッカーで今海外で活躍している日本人選手の多くは、現地の言葉に対応できているように見えます。ブンデスリーガにいる選手はドイツ語で話し、セリエAにいる選手はイタリア語で話す、という具合に。

過去に活躍した選手も、その国の言葉でチームメイトや監督と直接コミュニケーションをとっていたところが印象に残っています。

 

で、今海外でくすぶっている選手というのは、どうもその辺が今一つなのかなと。
そんな選手が代表チームではそれなりの存在感を出しているところを見ると、やっぱり言葉の問題が大きいんじゃないかと思わずにはいられません。

 

イタリアにいるならイタリア語を、スペインに行くならスペイン語を使えないと厳しいと思うのです。
「英語使えれば、どこでも大丈夫だろう」じゃダメ。

マラドーナ、ジーコ、プラティニもセリエA時代はイタリア語を使っていたし、ジダンもユーべ時代はイタリア語、レアル時代は(そして現在も)スペイン語を使っています。
現役のCR7だって、マンUでは英語を、レアルではスペイン語を使っています。

メッシだって、仮に今スペイン以外の国でプレーすることになったとしても、その国の言語を使えなければ厳しいでしょう。

 

海外に行くなら現地の言葉を使うことは必須

一言で言えばコレです。
なので、海外で活躍できるかどうかを見極めるには、実力にプラスして「言葉の対応力」がどうなのかが分からないと何とも言えないなぁと思うのです。

 

話を昨日のCWCに戻して、活躍して注目を集めた選手も、これがあれば活躍できると思うし、期待したいところです。反対に全然ダメだったら、期待ハズレで終わるでしょう…

スポーツ以外でも一緒だと思います。
海外に行って活躍するためには、現地の言葉で話せることは大事です。

 

そんなわけで、自分の語学の学習も疎かにしちゃいけないなと改めて感じました。

すぐに海外に行って仕事する予定はないけど(笑)。