「生涯契約」うらやましい(笑)。デメリットってあるのだろうか考えてみた
バドミントンの松友選手がウィルソン社と現役生涯契約を結んだそうです。
以前、テニスの錦織選手が同じくウィルソン社と現役生涯契約を結んでいて、いわゆる「生涯契約」は日本人選手で2人目だそう。
結果的に生涯契約になったという選手はたくさんいるけれど、現役中に「生涯契約ね♪」って感じで契約できる選手というのは稀なので、すごいことです。
「現役中に生涯契約」は少ない
基本的に選手とメーカーの契約には期間が設けられているので(自動更新や延長のオプション等はあるのでしょうけど)、現役中に生涯契約を結んだ選手というのは、知る限り非常に少ないです。
現役選手で有名なのは、ロジャー・フェデラー(ウィルソン)とレブロン・ジェームズ(ナイキ)。
特にレブロンは、「現役生涯」契約ではなくて「生涯」契約。
引退後も続く契約です(!)
あと、トライアスリートのクレイグ・アレキサンダーがニュートン社と生涯契約を結んでいるし、サッカー界では(引退したけど)デビッド・ベッカムがアディダスと結んでいます。
有名な現役選手の大半は「期限付き・更新オプションあり」ではないかと。
リオネル・メッシ(アディダス)もクリスティアーノ・ロナウド(ナイキ)もステファン・カリー(アンダーアーマー)も。
タイガー・ウッズはナイキとどういう契約を結んでいるのか不明ですけど、多くの有名アスリートと同様に期間が一応設けられているのかなぁと推測しています。
(よほどのことがない限り自動更新なのかもしれないけど)
「結果的に現役生涯契約」はまあまあいる
引退した選手の中で、「結果的に現役生涯契約」だった選手はまあまあ挙がります。
アレッサンドロ・デルピエロとアディダスがこれかと。
デルピエロがアディダスのスパイクを使用したきっかけは、ユベントスに入った時にチームから支給されたのが名品「コパ・ムンディアル」で、それが気に入ったからだったという有名な(?)話があります。以降ずっとアディダスのスパイクを履き続けました。
ローター・マテウスとプーマもこれかなと(ただし、代表ではアディダスを使用せざるをえず…)。マテウスの場合は、お父さんがプーマ本社で守衛さんをしていたからというワケありです(笑)。
バスケでは、マジック・ジョンソンとコンバースとか、アレン・アイバーソンとリーボックとか。他の競技にもけっこういそうです。
マイケル・ジョーダンもこれなのかなぁ?
ただ、ジョーダンの場合は「JORDAN」がブランドになってしまい、今もなお確立されているので、ちょっと違うケースかも。
余談ですが、ジダンと言えばアディダスというイメージですけど、ジダンはボルドー時代はアシックスのスパイクを履いていました。ホナウドと言えばナイキですが、クルゼイロ時代はアディダスでした(まだナイキがサッカーに本格参入する前だったので)。また、ロベルト・バッジョと言えばディアドラですが、一時期契約が空白だった時代があり、その時はKappaのスパイクでした。マラドーナもプーマのイメージが強いですが、契約していない時期があり、その時は真っ黒に塗りつぶしたミズノやアディダスを履いていました。
デメリットはあるのだろうか?
「生涯契約」だと、
・現役中は、お気に入りのメーカーの用具をずっと支給してもらえる
・(金額の大小はあれど)お金もずっともらえる
・そのブランドの「顔」的存在になれる
・自分モデルの用具を作ってもらえるかもしれない
等、メリットばかりが思いつきます。
「デメリットって、あるのかな?」と考えると、う~ん……「何かを変えたい!」と思い立っても用具を変えることはできないことぐらいかなぁと。
イチロー選手がシューズをアシックスからビモロに変えたようなことはできないんだろうなぁと。「試しに1試合だけ、他のブランドのやつを…」なんて、もってのほかでしょうし(苦笑)。
と考えてみると、やっぱりデメリットよりもメリットの方が大きいだろうと思います。
何より、それだけ高く評価されていることの表れなわけで、選手自身は誇らしいでしょう。
一般人目線で見てもうらやましい(笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
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公認会計士 税理士
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