欧州クラブチームの試合を観る優先順位＆重視している順番
欧州の強豪クラブチームは、シーズン中いろんな大会の試合をこなしています。
全ての試合で勝てるのがベストでしょうけど、試合数が多いので、常にベストメンバー・ベストコンディションで臨むのは至難の業です。そのため、各チームとも「力の入れ方」には優先順位をつけているでしょう。
サポーターも同様で、全ての試合を会場で応援するのは難しいので（日程的にも経済的にも）、重視する大会や試合に優先順位をつけていることが多いです（自分調べ）。
私も同じように、全ての試合を観ようとなると何らかの時間を削らなければならなくなり、それはしんどい（苦笑）。
そのため、観る大会・重要視する大会の優先順位をつけています。
CL，ELは最優先・最重視
一番重視しているのはUEFA欧州チャンピオンズリーグ（以下、CL）とUEFAヨーロッパリーグ（以下、EL）です。
クラブチームにとっては数少ない国際大会であり、同時に収益獲得機会でもあるので、多くのチームも最優先に位置づけていると思われるからです。
CLとELは、国内リーグの昨季の上位数チームしか出場できず、上位チームに与えられた「ボーナスステージ」でもあります。
各国の強豪チームによる国際大会なので世界的な注目度も高く、TV放映権料も相対的に高いし、ユニフォーム提供メーカーやスポンサーにとっても自社のロゴを世界にアピールできる機会でもあります。
それだけにクラブチームとしても「勝ちたい」の度合いは強いはずです。勝ち進めば勝ち進むほど放映権収入が上がるし、スポンサーからも好評価が得られます。
知る限り、CL，ELで「ちょっと手を抜いた」感じのスタメンで試合をしたチームを見たことがありません。ほとんどのチームがガチンコ勝負をしていると思います。
なので、最優先・最重視して観る大会です。特にCLは。
CLに優勝したチームなら、国内リーグで優勝できなくても「CLで優勝したんだから良かったじゃん」と思うし、反対に国内リーグで圧倒的な強さで優勝してもCLで優勝できなければ「CLで勝てなかったからねぇ…」となります（苦笑）。
国内カップ戦よりも国内リーグ戦
CL，EL以外は国内の大会です。
セリエA、ブンデスリーガ、リーガ・エスパニョーラ、プレミアリーグに代表される国内リーグ戦と、コッパ・イタリア、DFBカップ、コパ・デル・レイ、FAカップに代表される国内カップ戦です。
リーグ戦は、いわゆる総当たり戦で、「A、B…」や「1部、2部…」といった同一カテゴリー内の全てのチームとホーム＆アウェイの計2試合ずつ行います。
一方、カップ戦はホーム＆アウェイによるトーナメント方式がほとんどで、負けたら即終了です。
見方が異なる人もいるかもしれませんが、私は「国内リーグ戦＞＞＞国内カップ戦」です。
理由は、大きく3つ。
◆カップ戦は一時的な勢いで大躍進の可能性があるけれど、長丁場のリーグ戦は地力がないと優勝できない
◆リーグ戦で上位に入れないとCL出場権は得られない。カップ戦で優勝してもEL出場権しか得られない
◆カップ戦よりもリーグ戦のほうが圧倒的に観客動員数が多い（特に90年代以前は差が顕著だった）
観客動員数からみて、クラブチームも現地のサポーターも同じようなスタンスじゃないかなと思っています。日程の都合もあるのでしょうけど（リーグ戦は主に土日開催、カップ戦は主に水曜日開催）、そんな日程の組み方からみても重要度は明白ではないかと。
ダービーの勝敗も同じ感じで
各国でいわゆる「ダービーマッチ」があります。
ミラン vs インテル、レアル vs アトレティコ、マンU vs マンCのような同じ都市のチームによる試合です。
イタリアダービー（ユーべ vs インテル）やクラシコ（レアル vs バルサ）のような古豪ライバル同士の試合もありますね。
どこのダービーマッチも、いつも他チームとの試合より熱くなるのですが、ここでも上記のような順位付けをして観ています。
なので、夕べのリーグカップでマンUがマンCに勝ったけれど、つい先月リーグ戦でマンCに負けているので（どっちもマンUのホームゲーム）、マンUに対する「あちゃあ…」感は変わりません（苦笑）。
マンUはちょっと心配です。
DF陣がイマイチなのが特に。
マンCもバルサにコテンパンにされたので…。
ヤヤがいればちょっとは違ったんじゃないかと思うけれど……
まだシーズンは半年以上あるので、気長に観ることにします（笑）。