バーナード・ホプキンスが51歳で引退。「あと10年」を大切にしたい

ボクシング

私が一番好きな現役ボクサーであり、尊敬する人物の一人であるバーナード・ホプキンスが、今度の試合を最後に引退するようです。

 

御年51歳。
この歳で現役で、しかもつい2年前まで世界チャンピオンだった驚異的なお方です(笑)。

41歳の時に一度引退して、3日後に再始動して(笑)、「50歳まで戦う」と宣言して、その通り現役を続けてきたのはただただ凄いです。

 

51歳と言えば、イチロー選手が現役を続ける目標としている年齢でもあります。
「50歳過ぎても現役」というアスリートは、なかなかいないのではないでしょうか。
現役を続けることなら可能かもしれないけれど(それもすごく大変だけど)、「世界の第一線で活躍している」というフィルターが入ればほぼ皆無でしょう(サチェル・ペイジぐらいまでさかのぼらないと…)。

それを考えると、ホプキンスは真の「レジェンド」の一人だと思っています。

 

 

歳とともにしんどくなるのは皆同じ

40歳を過ぎて実感していますが、身体のキレや瞬間的なパワー、コンディション維持、疲労回復等々は、20代と30代の違い以上に、30代と40代の違いは大きいです。
特に、コンディション維持と疲労回復が一段と大変になった感じがしています。
(まだ40代になって1年10か月しか経っていませんが)

40代から50代になると、これがさらに違ってくるのでしょう。
今の私には未知の世界ですが、「50代の現役アスリート」がほとんどいない状況からそうだろうなと推測しています。

 

いや、50歳になる前に「もう厳しい…」と感じる瞬間が来るのが普通なのでしょう。
ついこないだ46歳で引退を決めたダン・ヘンダーソンもそうだし、47歳で引退したランディ・クートゥアもそうでした。節制してトレーニングを続けていても、40代前半と後半でもかなり違ってくるんだろうなと。

 

寿命はまだまだ数十年あると思っていますが、自分の運動能力の限界に挑戦できる期間はもう残り少ないでしょう(まだ終わってない!(^^))。
それだけに、これからの1日1日のレースやトレーニングを密度の濃い充実したものにしたいなぁと、改めて思います。

 

「あと10年ある」か「あと10年しかない」か

以前から、ホプキンスが現役を続ける年齢までは自分のフィジカルも進化できると、勝手に思っていました(笑)。

ホプキンスは私よりちょうど10歳上(偶然にも同じ1月生まれ)。
なので、あと10年です。

 

「あと10年もある」と考えるか、それとも「あと10年しかない」と考えるか。

それぞれ考え方はあるでしょうけど、上記を踏まえて後者の考え方にしています。

もちろん、ただストイックにやるのではなく、楽しむことも大切にします。
経験上、楽しくなければ続かないと分かっているので(笑)。

 

ホプキンスの引退試合は12月17日。
心して観ます。

WOWOWで放送してくれるよね?(笑)