子供の小学校運動会。今年安心して見られた唯一の理由
10月10日の体育の日に、娘の小学校の運動会がありました。
10月8日が当初の予定でしたが、8日、9日と雨の確率が高かったため、7日の午後にアナウンスされての10日開催でした。
(そのため、10日に出走予定だった10kmレースは断念しました…)
そういえば、10月10日が体育の日だったのは久しぶりでは?
1964年の東京五輪開会式の日だった10月10日が本来の体育の日だったけれど、3連休になるように調整されるようになりましたからね。
話は戻って、今回の運動会はハラハラすることなく安心して見ることができました。
組体操にピラミッドがなかった
これが安心して見ることができた理由です。
今まで毎年のように組体操ではピラミッドが行われていたのに今年なかったのは、どうやら東京都でこんな方針を出していた影響があったようです。
(以下、リンク先より抜粋)
1 都立学校において学校行事で「組み体操」を実施している場合、いわゆる「ピラミッド」と「タワー」については、不可抗力による怪我等の危険性があることから、平成28年度は原則として休止することとする。
今後、代替の運動種目の選定・実施や安全対策の見直しを行った上で、それらを総合的に評価し、次年度以降の実施種目を検討する。(途中略)
4 区市町村立学校における対応は、地域の特性や学校の実情等を踏まえ、区市町村教育委員会が適切に判断する。(都教育委員会が都立学校に対して出す方針を参考として情報提供。)
娘の学校は区立小学校なので、区の教育委員会で「やめとこう」と判断したのだと推測しています。個人的には「GJ!」と思っています(笑)。
ただ、この方針は「平成28年は」ということなので、来年度は別途検討のようです。
やる・やらないは議論になるでしょうけど、やるなら安全面を十分すぎるくらいに配慮してほしいし、指導者には責任感をしっかり持って取り組んでほしいし、成功させることに変にこだわらないでほしいものです。
自分の子供じゃなくても見ていてコワイ
我が娘はまだ小3。組体操は5、6年生がやるようなので、まだ全然関係ないです。
でも、自分の子供が無関係とはいえ、他人のお子さんでもピラミッドのような危険度・難度の高い演目は見ていてコワイです。
小学生の場合、身体が出来上がっていないのもあるし、ケガのリスクに対して大人ほどしっかり向き合えていないのではないかと思います。自分や周りの友達が大きなケガをしたことがない、という子が多いので、「何があっても自分はケガしないだろう」と思っている子が大半ではないかと。
練習と本番の違いもあるでしょう。大勢の父兄の方の前で本番をやると、緊張感もハンパじゃないはず。選手宣誓で噛んでしまうぐらいのかわいいミスならいいけれど(笑)、ピラミッドの場合、ちょっとしたミスもケガにつながります。
それに、「自分がやりたくて」やっている子がどれだけいるかも疑問です。ピラミッドをやる子全員が「やりたい!」という強い意思を持ってやるのなら尊重した方がいいけれど、果たしてそうかな?と。「大柄な子は、みんなピラミッドの下段をやりたくてやってるのかなぁ?」とか。
自分が小中学生の頃、「一番下だけは絶対ヤダ!」と思っていただけに(苦笑)。
今後もなくてもいい
今回はピラミッドがなかったので、運動会全体を通じて安心して楽しく見ることができました。物足りないと思う人もそれなりにいるのでしょうけど、個人的には今後もなくてもいいと思っています。
そういえば、娘の学校では綱引きがなかったな。
なんでなかったんだろう?