「日米通算」でも大記録であり大偉業だと思う’
イチロー選手が日米通算の安打数で、ピート・ローズさんの持つMLB記録(4,256安打)を超えました。
日本での数字との合算ということでああでもないこうでもないの議論はあるものの、素直に凄い記録であり、大偉業だと思います。
ピート・ローズさんが日米通算記録に対してネガティブなコメントをしているようですが(この記事とか)、「いやいや、それはそれで認めようよ」と思っています(笑)。
わかりにくいけど、イチロー選手モデルのJULIET(最後のやつ)
新記録達成について思うのは、過去の(安打数以外の)記録は「日本記録」であっても尊重というか意識されていたじゃん、ということです。
通算盗塁数の記録を持っているリッキー・ヘンダーソンが、福本豊さんの持つ日本記録を上回った時も、福本さんに祝福されてプレゼントを交換していたし、カル・リプケンJrが連続試合出場記録で衣笠祥雄さんの日本記録を超えた時も、衣笠さんを招待していましたし。
2人ともMLB記録はとっくに上回っていたものの、日本記録も意識していて、それをも超えるからこそ新記録達成の瞬間に立ち会ってもらったんじゃないかと思うのです。
今回のイチロー選手の記録達成時に、観客席やベンチでスタンディングオベーションがあって「おお!いいなぁ」と思ったのですが、ピート・ローズさんがちょっとアレだったので、ちょっと残念だなぁと(苦笑)。
「MLB記録はピート・ローズの4,256本。それはまだ変わらないし、変えられないんだから、それでいいじゃん」と思います。
で、ローズさんが上のリンク先記事にもあるように、
「だったらマイナーで打った427本を(自身の通算に)加えてくれ。プロとして打ったんだから」
と言っているようなので、イチロー選手にはMLB通算3,000本も単なる「通過点」にして、ローズさんの持つ「マイナー+メジャー」の4,683本を日米記録で超えてほしいなぁと思っています。「これで文句ないだろう」と(笑)。
イチロー選手は現在42歳だけど、まだ内野安打や盗塁がバンバンできるほどの身体能力を持っているので行けるでしょう。
大きなケガを全然していないことも凄いです。「ケガをしない&身体能力を維持しつづけている」は、安打数と同じくらいすごいことじゃないかと思います。
ローズさんは45歳まで現役でした(最後の2年は選手兼監督でした)。
なので、というわけではないけれど、イチロー選手も少なくともあと3年はバリバリ活躍すると思います。
更なる安打量産に期待!
ところで、イチロー選手が日米通算4,257安打達成後に
「ここにゴールを設定したことがないので……」
ということを話していたのですが、どこにゴールを設定しているのでしょう?
まだはるか先のところなのでしょう。
このままの勢いで突き進んでほしいです。