デリック・ローズ、ペニーのようにならないといいけど・・・
シカゴ・ブルズのデリック・ローズ(以下、Dローズ)が、ニューヨーク・ニックスへトレードで移籍することになったそうです。
MLBやNBAでは大型トレードが頻繁に発生するので、初めはそんなに驚きでもなく、「ああ、とうとうDローズもトレードに出されたんだぁ」ぐらいだったのですが(笑)、だんだんと昔好きだったアンファニー・”ペニー”・ハーダウェイとダブって見えてきます…
ペニーとの共通点が多い
Dローズは、新人王獲得、入団3年目で史上最年少のレギュラーシーズンMVP等、すごい実力の持ち主です。ブルズの歴代ベストチームにも入るでしょう。
一方のペニー・ハーダウェイは、約20年前に活躍した選手です。NBAファン歴が長い人ならリアルタイムで見ていたでしょう。すごい選手でした。当時の触れ込みに「マジック・ジョンソン2世」というのがありましたが、本当にそう思わせる多才で多彩なプレーヤーでした。
この2人、めちゃめちゃスキルも才能がある点で共通しているのですが、他にも共通点が多いです。
大学が同じメンフィス大学
ペニーは、当時のメンフィス州立大学(現メンフィス大学)出身。そして、Dローズもメンフィス大学出身なので、大学の先輩後輩ということになります。
そして、2人とも4年生になる前にNBAにアーリーエントリーしています。
背番号「1」
ペニーは、NBAキャリアのほとんどで背番号「1」でした(大学時代は「25」でしたが、新人として入団したオーランド・マジックではニック・アンダーソンが「25」を着けていたので変えたのでしょう)。
そしてDローズも、シカゴ・ブルズでは背番号「1」。
ただ、ニックスには背番号「1」の選手が既にいるようなので、ニックスでも「1」を着けるかどうかは現時点では不明です。
得点が取れるポイントガード
2人ともポジションはポイントガードですが、得点能力が抜群に高いです。ロングレンジのシュートも上手いし、スピードもジャンプ力もあるので速攻もペネトレイトも素晴らしいです。
そしてパスもめちゃめちゃ上手いです。
特に、ペニーのルーキーイヤーは衝撃的でした。「こんな選手いるんだ!」っていう。
身長201cmなのにポイントガードをこなしていて、将来は(ジョーダンまでいかないまでも)ピッペン以上の選手になるんじゃないかという期待を感じさせる選手でした。
ヒザをケガしてから調子を崩している…
ペニーは申し分ない才能があったし、「このまま行けば…」と思わせる選手だったのですが、ケガに悩まされました。入団4年目にヒザをケガして欠場が長くなってからプレー全体の調子が悪くなり、それ以降は「ピッペン以上になるかも?」と感じさせることはなくなりました……。
そして、Dローズもまたヒザをケガしてから調子を崩していて、今でもヒザに「爆弾」を抱えている状態です。仮にこれから大きなケガなくプレーできたとしても、MVPを獲得した頃のキレを取り戻すのは難しいのではないかと思います(もちろん取り戻してほしい!)。
ニックスへ移籍
Dローズがニックスへ移籍することになりましたが、ペニーもニックスに移籍していました(マジック→サンズ→ニックス)。
ペニーはニックス時代はほとんどがベンチスタートでしたが、Dローズはケガがなければスターターだろうと思います。そこは違う点になると思います。
ニックスでの活躍に期待したい!
ペニーは昔大好きだった選手の一人で、キャリア後半が寂しくて残念だったので、Dローズには同じようにならないでほしいと思います。Dローズも数少ない大物感のある選手だし、MVPを獲るまでの3年間で抜群の才能があることを証明済みです。
あれだけスピードのあるプレーをしているので、ケガは避けられない・どうしようもない部分もあるのでしょうけど、とにかくニックスでの活躍に期待したいです。
それとニックスにも、そろそろ強くなってほしいです。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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